土を守り 水を清め 野菜をおいしく 土と水と共に生きよう 海洋ミネラルサンゴ

畑から、いのちが生まれる。天然サンゴの海の力。さぁ育てようおいしい作物を

お米

間違っていた、これまでの土壌づくり

渡辺和彦先生は「土・作物・人」のすべてにミネラルが重要であることを啓蒙されておられます。
肥料さえやっていれば土(微量要素※)は大丈夫と考えている方が多い。これは、間違っています。肥料施用で微生物活性が高くなりすぎるとマンガンが不溶性化し、銅も有機物を施用すればするほど、作物に吸われなくなります。亜鉛もリンの多い肥料では不溶化しているこれらの微量要素欠乏症状は目に見えるかたちで作物体に発現することはほとんどないが、作物体の病害虫への抵抗力が確実に弱くなる。健康な作物は病害虫にも強い。それが人間の健康へと結びつく。(ミネラルの働きと作物の健康:渡辺和彦)より
病気がちのイネの葉/ほとんど病気のないイネの葉
「2010年9月18日 新潟県阿賀野市珊瑚米圃場」

※植物の必須元素といわれている二三元素のうち、微量元素といわれているのは、モリブデン、銅、亜鉛、マンガン、鉄、ホウ素、塩素の七元素。これらの微量要素は、微量ではあるが、体内で光合成や硝酸還元などの代謝に重要な役割を果たしているため、不足するとチッソ代謝を狂わせて、チッソ過多の農産物の原因になり、病気に弱い体質をつくったり、味を悪くしたり、日持ちを悪くしたりするといわれている。収穫物に含まれたこれらの微量要素は食事を通じて人間にも影響する。最新「五訂日本食品標準成分表」で新たに加わった亜鉛の場合、不足すると生殖機能不全、精子の減少、前立腺肥大、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病、さらには味覚障害などの症状があらわれるという。微量要素はもともと土にあり、堆肥などから供給されるからあえて施用する必要はないという考えがある一方、土壌分析にもとづいて積極的に施用するやり方もある。

健全なパワーのある土壌つくりを

土壌

私たちは20年前に沖縄の珊瑚に出会いました。この風化した珊瑚が土壌の改良に大きな力があることを体験しました。今夏のような厳しい気候条件の下で珊瑚の稲の病気が大変少なかったのです。人間が生きるために欠かせない「食」、ここ数年いろいろな事が問題視されています。生産効率や収益をあげるために化学肥料、農薬が使われ、収穫された野菜は古くなれば黒く溶けていきます。色は鮮やか、形はみな均等に作られ、いつしか「食」は流通のパッケージのサイズに合わせる商品つくりになってしまいました。このような「食」の異変に多くの人が気がついています。
そこで私たちは、化学肥料、農薬を使わずに、生命エネルギーのある健康なお米と野菜が育つ土壌をつくることを始めます。安心・安全で小さな子供達が、喜んで食べてくれる作物づくりをしていきます。
そして、このノウハウを新潟の農家の人々に無料で伝授して、疲れきった土壌を健全なパワーのある土壌に戻し、農業が自然循環をしていく本来の姿に変わっていくことを願っています。風化した珊瑚の力を借りてフカフカで健康な、生きている土を作るそれが人間が健康で生きる一番の近道と確信しています。

有機特選 『珊瑚の元氣米』と栽培比較-1
気候の変動と病気に対して大変強い稲が育ちました。

なぜ、このような違いがあるのでしょうか?ミネラルの量とバランスの違いです。
珊瑚カルシウムの稲穂は青々としています。これはマグネシウムが加わったことによるクロロフィル(葉緑素)の違いと考えられます。

サンゴありなし写真
サンゴありは、稲の曲がりがすくない。

サンゴありなし写真
サンゴなしには、茶色いシミが目立ちます。

サンゴありなし写真
サンゴありには、たくさんのお米がついています。

有機特選 『珊瑚の元氣米』と栽培比較-2
ずっしりと実り、稲穂の数にも明らかな有意性が認められます。

のげ:どのような環境で伸長するのかは不明。サンゴ緑源施肥区においては「のげ」のある稲穂が多くみられた。
A区はサンゴ緑源無施区/B区はサンゴ緑源有施区
どちらも同じ有機農法による同籾のコシヒカリ米である。圃場環境は日照・水温ともに同じである。

栽培地 新潟県新発田市 各5アール
サンプリング 隣接する同コシヒカリ有機栽培米を南西角約2mあたりより無作為に5株採取
分けつした茎のひと固まりをさす。一株に複数の稲穂がつく
稲穂 一つの茎についている稲の穂をさす。穂軸を中心にいくつかの枝梗と籾で構成される
小穂群 穂軸から稲穂を構成する枝分かれした、一次枝梗二次籾枝梗にある小さい房の単位
もみ(籾) もみ殻に包まれた状態の一粒のお米
のげ もみ殻についているひげ状の毛
* もみのついている一番元の部分から最先端までの長さ
** もみのついている一番元の節から1cm下部分で切ったときの重量
*** 先端にのげがついているものの数
**** 小穂ごとのもみ粒数
サンゴなし 総計A
  穂数 稲穂長
*
稲穂重量
**
のげ数
***
小穂群数 小穂群
もみ粒数
****
cm g
総計 64.0 1,082.3 144.5 97 521 5,426
株平均 12.8 216.5 28.9 19.4 104.2 1,085.2
稲穂平均総計 84.96 11.42 7.39 40.95 51.10
稲穂平均 16.99 2.28 1.48 8.19 10.22
サンゴあり 総計B
総計 76.0 1504.7 212.8 197 650 8,212
株平均 15.2 300.9 42.6 39.4 130.0 1,642.4
稲穂平均総計 98.54 13.73 12.95 42.37 62.42
稲穂平均 19.71 2.75 2.59 8.47 12.48
比率 B/A
稲穂平均総計 119% 139% 147% 203% 125% 151%
稲穂平均 119% 116% 120% 175% 103% 122%
小西徹也先生のコメント
ミネラルは植物にとっても重要な栄養成分ですが、同時に土壌のpHなど土壌環境の維持にも重要な役割を果たしています。主要ミネラルであるカルシウムなどは土壌中和剤として使われますが、イオンであるか、どのような塩であるかなどの化学形や共存する他のミネラルとの相互作用などで植物の利用形態も変わるので単一ミネラルの役割も結構複雑です。サンゴの生命活動の結果である造礁サンゴは生物が必要なミネラルが総合的に含まれている点でその作用は特定元素を中心としたミネラル補給剤とは違った効果が出てくる可能性はあります。現場でこのような効果が数多く見られるようであれば、単一ミネラルの効果との比較研究が楽しみになります。